オープンデータとしてのUM

2019年12月17日

ユニバーサルメニューによる構造化

ユニバーサルメニューを活用して記述された行政サービス情報は、機械判別に適した構造化された情報となり、オープンデータとして活用するデータ基盤としても活用できます。
特にUMでは、従来のオープンデータの主な対象であった「施設」や「イベント」に関するオープンデータ化に加えて、例えば子育てであれば、児童手当や健康診断、各種保育サービスなどの「行政制度・サービス」に関するオープンデータ化も実現できます。

自治体が、二次利用可能な形で構造化されたUMデータをもとにオープンデータ化を行えば、住民や企業など利用者側の敷居が下がり、オープンデータによる種々のメリットを享受しやすくなります。

UMの構造化にあたっては、IPA 独立行政法人 情報処理推進機構のIMI共通語彙基盤にも対応しています。(※IMIで補えない部分は、ユニバーサルメニューのコア語彙(um core)を用いている。)

ユニバーサルメニューによるタグ付け

UMでは、UMのそれぞれの情報へのタグ付けに「Reserved Tag」と「Open Tag」という考え方を採用しています。「Reserved Tag」は基本セットで全ての情報に必ず付与されるタグ 、「Open Tag」はそれぞれの利用者が自由に定められるタグセットとなっています。

こちらのUMタグは、内閣官房が作成した「オープンデータのガイドライン・手引書」でも、推奨されています。

◆ガイドライン
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/densi/kettei/opendate_guideline.pdf#page=9
◆手引書
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/densi/kettei/opendate_tebikisyo.pdf#page=33

ユニバーサルメニューのRDF化

UMを用いたオープンデータの実装については、RDF化したデータを保持するDBを構築しています。
データを外部に公開するSPARCLEエンドポイントを構築し、エンドポイントはSPARCLEで規定された問い合わせ言語(クエリ)を利用することで、情報の参照などが行えるようになります。利用者はRDF/Turtle形式やXML形式でデータのダウンロードが行える仕組みとなっています。

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